ジョージアについて

ジョージア

大コーカサス山脈が育んだ大自然と歴史ある国

ヨーロッパとアジアの中間にあるジョージアは特異で、多種多様な表情を持つ国です。ワインの発祥地だといわれているジョージアはコーカサス山脈の南にあり、西には黒海が広がり、国立公園や世界遺産も多く存在します。料理も美味しく、素晴らしいミネラルウォーターも採れます。古い歴史と文化、そして大自然のあるジョージアは小さいながらもたくさんの魅力がつまったワンダーランドです。
オールドトビリシの建築、カヘティ地方のブドウ畑、スヴァネティの古来石塔、バトゥミのビーチなど、様々な歴史的な魅力の中に必ずあなたを魅了するジョージアが見つかることでしょう。
ヨーロッパで一番高いコーカサス山脈でスキーをしたり、黒海沿いのリゾートでリラックスしたり、美味しいワインや料理を堪能したり、サウナやスパでリフレッシュしたり、独自の文字や言語、世界的に有名な多くの芸術作品に感嘆したり、様々なジョージアを楽しんでください。
ジョージアは、伝統的なおもてなしの精神でお客様を受け入れる、独特の親しみやすい文化を持っ国です。
ジョージアの全てがあなたを楽しませてくれること間違いありません!

ジョージアへのアクセス

飛行機で

ヨーロッパとアジアの様々な国からグルジへの直行便がある。直行便はアムステルダム、ミュンヘン、リガ、ウィーン、フランクフルト、プラハ、パリ、ワルシャワ、イスタンブール、ドバイ、テルアビブ、アテネ、バクー、モスクワ、エカテリンブルク、キエフ、ミンスク、アルマアタ、アスタナ、アクタウ、テヘランやウルムチから出ています。
イスタンブールは、世界の主要都市とトビリシ国際空港を結ぶ主要なハブです。

陸路で

トビリシへは毎日バクー、イスタンブール、アンカラ,トラブゾン、エレバン、アテネからバスが出ます。

電車で

アゼルバイジャンのバクーから毎日電車が出ています。詳細:www.railway.ge

船で

ウクライナのイリチェブスクオデッサから毎日フェリーが出向しています。

歴史

ジョージアを旅するとき、最も驚くことのひとつに、教会の多さが挙げられます。ジョージアは、最も早くキリスト教に帰依した国のうちの1つですが(337年)、民族の歴史は遥かにそれをさかのぼって存在しています。
180万年前の初期の人類の遺骨(ドマニシ原人)が、首都トビリシの近くで発見されました。ギリシア神話に出てくる金羊毛の伝説は、ジョージアで羊の皮を使って急流から金を採取するという独特の手法に端を発しています。
ジョージアは長期に渡る王位継承者や侵略者の支配の変遷に伴い、首都や国境が変わる王国でした。それはダヴィッド王からタマル王妃の時代に至るまで、そしてモンゴル人、ペルシア人、オスマン・トルコの侵略から帝政ロシアの支配の時代まで続いていました。それぞれの時代に統治の爪痕が残されましたが、ジョージアの真髄にある精神、ジョージアの魂は変わることなく、今日まで輝きを保ち続けました。

文化

ジョージアでは、「お客様は神様からの贈り物」と言われています。どこに訪れたり泊まったりしても、温かくて純朴なもてなしの心があることに誰もが驚くことでしょう。伝統的な夕食(ジョージア語ではスプラ)を囲む時、素晴らしい料理だけではなく、何千年もの歳月をかけ、地元で作られたワインも味わうことができます。ジョージアでは、これまで500種類以上ものブドウが植えられています。ジョージアワインは2013年ユネスコの無形文化遺産(世界遺産)にされました。
また、ジョージアン・ポリフォニー(多声音楽)もユネスコが世界無形文化遺産に登録されており、ジョージアの伝統的な踊りと共に是非ご鑑賞ください。
ジョージアの建築遺産は、他に類をみない魅力にあふれています。それは教会やフレスコ画にみられるだけでなく、そのほか多くの歴史的な建造物にも同様のことが言えるでしょう。

知っていますか…、実は。

ヨーロッパ最初の人類

180万年前の初期の人類の遺骨が、ここジョージアで発見されました。これは、アフリカ大陸に次ぐ最古の人類の鍵となる、初めての画期的な発見です。

ヨーロッパとアジアの交差点

ジョージアでは、歴史的な文化遺産を通して2つの大陸の多様性の混在をうかがい知ることができます。

最古のキリスト教国

ジョージアは、337年にキリスト教を国教として認めた世界でも最初の国のひとつです。

ヨーロッパの最高峰にある集落

スヴァネティ地方のウシュグリ村は、ヨーロッパでもっとも標高の高い場所にある集落で、その高さは海抜2,300メートルにおよびます。

ワイン生誕の地

考古学上の発見により、ジョージアのワイン文化は7000年前の長きにわたって存在していると証明されており、ワイン生誕の地といっても過言ではないでしょう。

独特な文字

ジョージア語は、世界にある14種類ある筆記体(アルファベット)のひとつです。

温泉と温泉街

103の湯治場と2,400以上のミネラルウォーターの水源地の存在によって、ジョージアでは何千年もの間、温泉を中心とした生活が営まれてきた事がわかります。
トビリシが国の首都として選ばれたのは、このような多くの天然の硫黄泉が、この街の中心部で発見された為であるといえます。

穏やかな地中海性気候、大自然、様残な文化や歴史、伝統的なジョージア人によるもてなし、これらすべてについて考えてみると、ジョージアほどユニークな旅の目的地は考えられないのではないでしょうか。

ヨーロッパでも比類なき、手つかずの豊かな自然 

69,700k㎡という国土の小ささに相反するかのように、ジョージアでは生物の多様性がみられます。亜熱帯の沼地、 半砂漠、素晴らしい高山や草原、雪で覆われた山の頂上 といった地形が、それぞれ100kmと離れていない場所に共存しています。また、ここには40以上もの保護区があります。ジョージアの実に多くの土地が、人によって荒らされることなく、手つかずのまま残されています。

是非、一度ここへ来て、自分の目でこのすばらしさを確かめてみてください!

みどころ

小さな国土でありながらも、数え切れないほどある見どころの中からあなたの旅行が更に楽しく素晴らしいものになるように、いくつかの過ごし方をご紹介します。
トビリシ旧市街を歩きながら、すばらしい建築物や、カフェでのお茶を楽しんでください。
ウシュグリでホームステイをしたり、国立公園のキャンプをしてみてください。
夏にコーカサス山脈のトレッキングをしてみてください。
カへティ地方へのワインツアーで地元のブドウ畑で生産された、百年もののワインを試飲してみてください。
城壁に囲まれたシグナギの街を訪れてみてください。
氷河が溶けてできた急流で、ラフティングをしてみてください。
洞穴の町で知られるヴァルジアにある、修道院を静かに訪れてみてください。
イメレティの街の洞穴を流れる川からボートに乗って、地下の世界へ潜りに行ってみてください。
ヨーロッパの最高峰のひとつ、グダウリ・バクリアニ、またはメスティアでスキーをしてみてください。そして真の冒険ともいえる、ヘリスキーへも挑戦してみてはどうでしょう。
トビリシの中心部にある温泉で、伝統的なサウナを楽しんでください。
ジョージアの伝統的な食事(スプラ)の場で、で新しい友達を作ってみてください。
これらは、ジョージアでのひとときを、あなたの人生で最高の思い出となるようお手伝いする、ささやかなアドバイスの一部です。